音感音感っていうけど?メリットは・・
さて、今日は音感について
私の体験をもとに述べたいと思います(^^)※今日は長文ですよ?
私には、成人の娘がいるのですが
彼女は幼児の頃からおもちゃのようにピアノに触れていました。
私もピアノ講師ではありますが、特別熱心に教育したつもりもありませんでした。
一緒に歌を歌ったり、ピアノで遊ばせたり、
「親子のコミュニケーションの一つ」として遊び心で一緒に楽しんでいました。
しかし、ある日、3歳ぐらいだったでしょうか・・
毎日外から聞こえてくる5時を知らせるメロディーを
小さな手で弾いてるのです・・・。
「ああ、音分かるんだ・・・!!」
びっくりしました。
人さし指でポチポチと音を確認しながら、
違うと思ったら弾きなおして・・
自分の頭の中で記憶した音を確認しながら・・。
それからは、幼稚園の先生が弾いていた曲を伴奏付けて家で弾いてみせてくれたり。
「その曲何?」
「幼稚園で先生が弾いてたよ。」
ああ~、音が分かるってまた新しい楽しみ方があるんだなあと実感しました。
今でも、CM曲、映画曲、アニメ曲、POP曲、
耳に入ってきた曲を自分なりにアレンジし、
伴奏も即興で弾いて楽しんでます。(※楽譜は使用していません)
聴いてる私も楽しませてもらっています。
「頭の中で、これは”ド”とか”ミ”とか意識してる?」
と聞いても、
「そんなの考えないなあ。この曲を再現したいと思ったら、指がそう動くというか・・自分でもなぜ分かるのかわからない。例えると、日本語話すときって意識しないでしょう?それと同じ感覚なんだよねえ・・、ピアノで再現するときもあの曲弾きたいと思ったら、左手も右手も自然と弾ける。音感は音の言葉のようなものだと思う。(^^)」
「音感は音の言葉」
確かに私たちは生まれて言語を習うわけでもなく、自然と身につけていきます。
耳から入ってくる、周囲とのコミュニケーションにより、
意味を理解し、しゃべれるようになっていきます。
それと一緒で音も言葉なのかもしれません。
今回お伝えしたいのは、音感は演奏に新たな楽しみ方を生み出すということ。
そして身に着けるには幼少期に音を楽しむ環境を作ってあげることが大切ということです。
私の経験より、娘の音感は環境が大きかったと今でも思っています。
「ピアノの先生の子だから特別じゃないの?」
そう思われるかもしれませんが、特別な教育は本当にやっておりません。
なぜなら・・息子もいますが、息子はピアノに興味なし。音感もありません。(泣)
ピアノもねこふんじゃったが弾けるくらいでしょうか・・
娘に関しては、幼少から音楽に興味がある子でした。
歌を歌わせれば喜んで歌う。
ピアノを触らせれば音を出して楽しんでいる。
そういう子だったので親子一緒に音楽を楽しむことができました。
自宅がレッスン室であったためレッスン中にピアノの音を頻繁に聴いていた環境であったことも大きな要因であると思います。
音楽の好き嫌いはありますので
誰しもが「音楽教室に習ったから音感がつく」わけではありません。
でも「うちの子音楽好きそう・・」
そう思ったら可能性を引き出すチャンスです。
家で沢山音に触れさせてあげてください。
お母さんも一緒に楽しんでください。
親と一緒であれば子供はもっと歌いたい、もっと音楽で遊びたくなります。
ピアノ教室ではもちろん音感を育てる訓練をします。
音当てクイズのような感覚なのでこどもたちは競って楽しんでやりますよ(^^)/
でもレッスンの日だけしたら終わりではなかなか育ちません。
それを家で復習のようにお母さんがやってあげたらより良いと思います。
音感+弾く技術を育てれば、演奏はより楽しいものとなるでしょう。
楽器があればいつでも周囲を楽しませられるうれしい特技♪
音感あったら何かいいことあるの?
どんなことができるの?
そんな疑問をお持ちの方々に経験を踏まえてお話しさせていただきました(^^)
以上ありがとうございました♪